現在ほとんどの新築建物のお風呂といえばユニットバスではないでしょうか?日本国内の浴室95%以上がこのユニットバス。どうやって作っているのか見学させていただきました。
[そもそもユニットバスとは?]
工場であらかじめ防水性の高い素材を用いて天井、浴槽、床・壁を製作しておき、その部材を現場に搬入。現場ではその『組立』を行って作る浴室の事を指します。
特徴としては昔のタイルを1枚ずつ貼って作る工法と違い、短期間施工が可能であり、また水漏れ等のリスクも低いため大きく広がっていったといわれています。
そんなユニットバスですが、メーカーは数社あるようですが、そのサイズはほぼ規格化されていて、取付は『一つのメーカーができるようになれば他メーカーも大体対応可能になる』とのことでした。
【現場を見せていただきました】
今回はワンルームマンションの新築工事現場にお邪魔しました。取り付けるサイズは一人暮らし用の一番小さいサイズ1014サイズとのこと。10数年前のようなトイレや洗面台も浴室内にある『3点ユニット』は人気がなく、最近はその取付工事はかなり少ないとのことでした。
必要材料が搬入されています
各部屋に必要資材が搬入されています。取付のタイミングは躯体工事が完了し、内装工事が入る前に工事を行うのだとか。
まずは設置する位置に骨組みを起こし、そこにパネルを取り付けていきます。パネルははめ込み式になっています。
①まずは設置場所にユニットバス土台を設置
②骨組みを起こし、パネルをはめ込みます。
③棚等の備品を取り付けます。
④浴槽を設置し、出入口を設置します。
浴槽を取り付け、鏡や棚などの備品を取り付け、扉を取り付ければほぼ完成となります。
最後は位置を確定させて、パネルの間から水漏れを起こさないようにシール加工をします。
完成すれば外からはこんな感じに。
今回ご協力いただいた株式会社阪神国本さんの黒田さんは『ユニットバス取付工事は一度覚えてしまえばあとは無理なく仕事を続けることが可能です』とのこと。力任せに作業をすることもそれほどなく、重労働という事もないそうです。また自分一人で作業をすることが多いので『コツコツ自分のペースで仕事がしたい』という方にも向いているのだとか。
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