建設会社がやりがちなSNS投稿のNG例

──“やってはいけない投稿”は、応募を遠ざける投稿だった──
建設業界でもSNSを使った採用が広がっています。
しかし、せっかく投稿しているのに
・反応がない
・フォロワーが増えない
・応募に繋がらない
・若手に刺さらない
という状態に陥っている会社はとても多いです。
その原因の多くは、
「SNSでやってはいけない投稿(NG投稿)」を無意識にやってしまっているからです。
SNS採用では、
“何を載せるか”よりも
“何を載せないか”のほうが成功を左右する
と強く言えます。
本コラムでは、建設会社が特にやりがちな
“絶対に避けるべきNG投稿”とその改善策をまとめます。
1. NG例①:完成写真だけを延々と載せる
建設会社のSNSで最も多いのが、
**“仕上がったキレイな施工写真ばかり投稿してしまう”**というケース。
もちろん施工品質を伝えることは大切ですが…
若手が知りたいのはそこではありません。
若手が見たいのは、
・働いている人
・現場の雰囲気
・仕事の難易度
・先輩の人柄
・1日の流れ
であり、
**完成写真は「応募判断に一切関係がない」**のです。
●改善策
完成写真:月1
それ以外:現場の様子・人柄投稿を中心にする。
2. NG例②:文字だけの投稿(写真なし)
建設会社に多い典型的なNG投稿が、
「今日は◯◯の施工でした!」
のような “写真なしの文章投稿”。
これは若手にとって
何も伝わらない最悪の投稿です。
若手が欲しいのは“視覚情報”。
文章だけでは“雰囲気=安心感”がゼロ。
●改善策
・写真1枚でもOK
・工具の手元だけでもOK
・後ろ姿でもOK
・現場の風景でもOK
・休憩の様子でもOK
とにかく“見える化”が必須です。
3. NG例③:現場で怒鳴っている雰囲気が伝わる投稿
例えば…
・事故寸前のヒヤッと写真
・怒られている若手の後ろ姿
・ピリピリした現場の雰囲気
・危険な作業をそのまま投稿
これらの投稿は
応募者の不安を最大化します。
SNSは「会社の見学ツール」。
不安が強い投稿は応募を消滅させます。
●改善策
・和やかな場面
・教えている様子
・作業前の安全チェック
・現場の明るい雰囲気
を中心に発信する。
4. NG例④:会社の宣伝ばかりの投稿
次に多いNGパターンが、
・自社PR
・自社サービスの紹介
・営業文句
・商材の宣伝
・求人内容の押し売り
こうした“営業臭の強い投稿”です。
若手はSNSに
「雰囲気」「安心」「人」を見に来ています。
しかし宣伝投稿が続くと、
・情報が重い
・営業臭がキツい
・若手向けの魅力がない
・応募動機にならない
結果、フォローも応募も増えません。
●改善策
SNSでは“営業7割カット”。
雰囲気・人柄・日常の比率を増やすことが重要。
5. NG例⑤:投稿が月1以下で止まる(更新しない)
これは最も多い失敗パターン。
SNSが月1更新だと、
若手からはこう見えます。
「倒産したのか?」
「忙しすぎて心の余裕がなさそう」
「雰囲気が暗そう」
「若手を大事にしていなさそう」
つまり更新が止まると
企業のイメージが一気に悪くなる。
●改善策
採用目的なら週2〜3回でOK。
無理のないペースで継続できる仕組みづくりが必須。
6. NG例⑥:「誰が働いているか」分からない投稿
若手は求人を見ると必ずこう思います。
「どんな人たちが働いてるんやろ…」
しかしSNSで誰も映っていないと、
その不安は解消されません。
・顔出しNG
・後ろ姿のみ
・手元のみ
・道具中心
という投稿ばかりだと、
“人間関係の雰囲気”が伝わらない。
●改善策
顔出しが難しい場合は…
・横顔
・作業中の手元+後ろ姿
・休憩風景(距離をあける)
・キャラ風のイラスト加工
でOK。
大切なのは
「どんな人が働いているか」 を見せること。
7. NG例⑦:「若手が映っていない」投稿
若手が応募する最大の理由は、
“自分と同世代がいるかどうか”
ここが最重要です。
しかしSNSに若手が全く映っていないと、
「自分だけ浮きそう…」という不安が増し、
応募意欲は大幅に低下します。
●改善策
・若手の1日
・成長の様子
・できるようになった作業
・先輩と笑っている瞬間
若手の存在感をSNSで見せることが必須。
8. NG例⑧:投稿に“安全配慮がない”ように見える写真
・ヘルメット未着用
・足場未養生
・ハーネス不使用
・転落リスクがある画角
これらは応募者を一発で遠ざけます。
若手は
「安全かどうか」 を非常に気にします。
●改善策
・安全第一の現場風景
・ハーネス着用
・声かけの様子
・点検風景
“安全の見える化”で信頼を得る。
9. NG例⑨:投稿が“おじさんだけ”のSNS
これは非常に多いNG例です。
中高年ばかりが映っていると、
若手はこう思います。
「馴染めなさそう…」
「怒られそう…」
「雰囲気が合わなさそう…」
社内に若手が少なくても、
工夫はいくらでもできます。
●改善策
・スタッフ全員の“優しさが伝わる”写真
・普段の笑顔の瞬間
・年齢層を感じさせない構図
・後ろ姿や手元中心の構図
ここを工夫すれば応募率は大きく変わる。
結論:SNSは“雰囲気を伝える場所”。NG投稿はすべて“安心感を奪う投稿”
ここまで紹介したNG投稿には、
たったひとつの共通点があります。
それは、
“応募者の安心感を奪ってしまう”
ということ。
応募が来るSNSとは、
会社の魅力を伝えるSNSではなく
応募者の不安をなくすSNSです。
【応募が増えるSNS投稿=不安がなくなる投稿】
・どんな人と働くか
・どんな雰囲気か
・教えてくれるのか
・優しいのか
・安全かどうか
・馴染めるかどうか
これらが見える会社は、
どれだけ小規模でも応募が集まります。
逆に、NG投稿が続くと
応募ゼロが続くSNSになります。
最後に:SNS採用は“センス”ではなく“仕組み”です
SNS採用は難しくありません。
必要なのはセンスではなく、
正しい投稿と、避けるべき投稿を理解すること。
今日からNG投稿をやめるだけで、
採用成果は確実に変わります。

