下水管の清掃やメンテナンスを行う会社、株式会社マントクは東大阪にあります。あまり馴染みのない仕事ですが、その仕事内容ややりがい、どんな人が向いているのか等を代表の萬徳社長、工事責任者の河野部長にお聞きしました。
本日は宜しくお願いします。早速なんですがこの仕事の概要について教えてください。
河野部長(以下:河野)
はい、皆さんが日々何気なく使ってらっしゃる上下水道ですが、当たり前のように流せば処理場まで続く配管が地中に埋まっています。それは人間の血液の様に張り巡らされているのですが、その配管内の清掃をしたり、修理をしたり、また悪いところがないかを調査したりしながら、日々快適に利用できるようにしていくのが私たちの仕事となります。
配管をやり替えたり、つなげていく配管工事とは違うのですね
萬徳社長(以下:萬徳)
携わる配管としては同じですが、その仕事内容、作業内容は全く異なります。私たちは重機を使っての掘削等は行いません。配管の修理も行うのですが、配管内に機械を入れて修理するカタチです。特殊といえば特殊な仕事となります。
では未経験からでも始めることはできるのでしょうか
萬徳:実は当社で働くスタッフのほとんどが未経験からのスタートでした。経験がある方ってほとんどいません。ですので全くの未経験者でも歓迎です。
スタッフ同士も仲がいい、アットホームな会社です。
応募に当たって必要な資格やスキルはありますか?
河野:まずは基本となるのが中型免許です。当社は仕事柄4tの特殊車両で現場で出向くことが多いので、本当は持っていてほしいのですが、今の30代、20代はもってらっしゃらない方も多いかと思います。ですので普通自動車免許は必須とさせていただきます。
萬徳:また入社後スキルを上げながらステップアップしていくのには様々な資格が必要です。酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者や建築物排水管清掃技士、下水道管路管理技士といったこの業界ならではの資格があるのですが、当社ですべて負担し取得いただくことが可能です。中型免許に関しても一部規定がありますが、当社で取得支援も行っています。
なるほど!ではこの仕事でここだけは覚悟しておいて!という事を教えてください
河野:やはり屋外での仕事が中心となりますので、『熱い・寒い』はご覚悟いただきたいです。ただ特に夏は近年の暑さは異常です。ですので作業中でもこまめに休憩や水分補給をお願いしています。また空調服等での対応もしながら無理なく働いていただくようにしています。
後はやはり『におい』でしょうか。どうしても下水道の作業となりますので最初は気になるかと思います。しかし慣れって怖いもので(笑)気が付くと全然気にならなくなります。
では最後にこの仕事のいいところを教えてください
河野:色々あるんですが、私はやはり『達成感』でしょうか。調査した配管内に汚泥がたまっている。それを仲間と共にチームで段取りよく取り除く。最後チェックしたらキレイになって、配管としての機能を取り戻しているのを目の当たりにしたとき、すごい達成感があります。
萬徳:後は、いろいろなところに行けますよ!普段見れない、足を踏み入れることができない場所、例えば線路だったり、空港の中だったり。空港はすごいですよ!目の前にジャンボ機が止まっていますから。タイヤが触れそうな距離です(笑)
人々が普段当たり前に使っている上下水道。当たり前がちゃんと続くようにするには下水管のメンテナンスがあるからこそです。インフラを支えている!というやりがいと、きれいになったときの達成感を味わいながら技術を習得していく。そんな環境が株式会社マントクにはありそうです。ぜひチェックしてみてください。